カウチサーフィン3箇所目、今回は20代の英語話せる男の子の家。
場所は青い街で知られているシャウエン。
彼は、ヨーロッパ諸国の人並みに英語が上手で、あんまりモロッコ人に干渉されるのがすきじゃなく、空いた時間はアメリカンドラマや本の読書、お絵かきをして過ごしている。
英語は映画メインで本も読んで勉強。カウチサーフィンを始めて半年で話せるようになったとのこと✨
紳士で、偏った考え方してなくてモロッコでも珍しいタイプと自称していた。
ネコがかわいすぎる。スーツケース開けると勝手に入ってくる。持って帰りましょうか😍
彼と野菜を買いに行ったりタジン鍋を作ったり、映画を見たりして色んな話しをした。
彼はモロッコの公立学校の教師で一日4時間、シフト制で週に1日休みという働き方をしている。私立の学校はまた違うそうだ。
「この国で一番大切なのは教育。でも教師の給料は低い部類に入る。半年から一年働いてようやくヨーロッパいける。行けても宿代は払えないけど」
「海外にいくには仕事か結婚。結婚が一番簡単。知り合いも日本人と結婚したけど恋に落ちたかはあやしい。僕はペーパーのためだと思う。」
「モロッコはスペイン領がいくつかあって返してくれない。でも、経済発展にはすごくいいというメリットもある」
「ヒジャブを被らない女の子もいる。女の子は被らなくてもいいけど結婚したら必ず被らないといけない。僕はなんにも思わないし自由にしたらいいと思うけど、それ正したいって人から何か危害を加えられるかもしれない。
自由な発言、自由な考えはまだ制圧されつつある。」
モロッコの若者は実家を出たらたいていルームシェアをするそうだけど彼は一人で暮らしている。家賃高いけど変に干渉されたりしたくない。
"イスラム"的ではない彼の考え方は批判対象になる可能性が高い。
ここ、シャウエンでは嫌な思いをしたところでもあるが彼のような考え方の人に大変救われたのである。
やはり、その国の文化を知らなければ自分を守れない。やはり剛に入れば郷に従えというのは本当である。
制限されている環境でも、自分の力で抜け出せることが可能であれば、努力は惜しまない。彼の信念とひたむきさと強さと優しさに尊敬の念をはらう。
私も環境に負けず自分の道を信じ進みたいものだ。
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